2009年5月18日月曜日

トヨタ 3代目プリウスを発売



 燃費のよい車を対象にした減税措置で、いわゆるエコカーの販売が好調ななか、トヨタ自動車は18日、ガソリンエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド車の新型モデルを発売した。トヨタ自動車が発売したのは、ハイブリッド車「プリウス」の3代目となるモデル。

 燃費はガソリン1リットル当たり38キロと、これまでのモデルよりおよそ7%改善した一方、価格は205万円からと30万円近く安く設定し、発売前に8万台を受注したという。豊田章男副社長は「トヨタは初代プリウスの発売から12年にわたってハイブリッドの技術をひたすら磨き、着実に進化させてきた。新型プリウスによって環境対応が求められる新たな車社会作りにさらに一歩踏み出したい」と述べた。国内の新車販売は、依然として記録的な落ち込みが続いているが、燃費のよいいわゆるエコカーを対象にした減税措置で、先月はホンダのハイブリッド車が軽自動車を除いた乗用車の中で販売台数1位となった。ことし7月には三菱自動車工業と富士重工業がモーターだけで動く電気自動車を発売するなど、各社ともいわゆるエコカーに力を入れており、販売競争が一段と激しくなりそうだ。