あいおい損害保険は18日、トヨタ自動車が同日発売した「新型プリウス」向け車両保険の保険料を15%割り引くと発表した。35歳以上でゴールド免許の人の場合で、保険料は実質3600円程度安くなるという。インターネットなどで自動車保険を直接販売する損保会社の保険料に近い水準にし、エコカーの普及を後押しする。
同社は壊れにくく、事故時の修理費用が少なくて済むと認めた自動車を対象に、車両保険料を通常よりも安く設定している。壊れにくい車が普及すれば、修理部品も減らせて資源の節約になり、環境対策につながるとしている。
大手損保の自動車保険料は直販専業損保と比べて一般的に2割程度高いとされる。今回の割引で直販損保との価格差が縮まるため、あいおい損保はエコカーを購入する節約志向の顧客に対し、価格面でも訴求していく考えだ。