京都市は29日、東山区役所地下駐車場に開設した、電気自動車(EV)が電気を蓄えることができる〈電気スタンド(充電設備)〉第1号を公開した。市は今年度内に市役所本庁舎やまち美化事務所などで計40基の設置を目指している。
充電は専用コードをコンセントに差し込むことでできる。今のところ、EVは主に公用車や企業の社用車などとして流通しているため、スタンドを利用できる人は限られているが、一般の人でもEVで訪れれば自由に使うことが出来る。30分で10キロ程度走行する充電が可能という。
EV啓発のため、8月18日午後4時から京都駅前でPRイベント、9月5日午後1時からは西京極総合運動公園(右京区)でEVの試乗会を実施。また同市では保有するEVの市民とのカーシェアリング(共有利用)も10月頃から予定している。市では、市内の自動車の1割(約6万台)がEVに切り替わることで、年間10万トンの二酸化炭素削減につながると試算している。