起亜自動車は15日、自社初となるハイブリッドカー(電気モーターと内燃エンジンを同時に動かし、燃料を節約する車)の「フォルテLPiハイブリッド」を発売した。公認燃費は1リットル当たり17.8キロ。
起亜自の徐春寛(ソ・チュングァン)理事は、「フォルテ・ハイブリッドはLPG(液化石油ガス)を燃料として使っているため、ガソリン1リットル分の費用で39キロ走ることができる」と説明した(基準価格はガソリン1リットル1654ウォン=約120円、LPG1キロ754ウォン=約55円)。また徐理事は、「フォルテ・ハイブリッドを手始めに、2011年には中型車クラスのガソリンエンジン・ハイブリッドカー、2013年には外部充電機能を備えたプラグイン・ハイブリッドを順次発表する予定」と語った。
起亜自は事前契約した顧客を含め、フォルテ・ハイブリッドを今月中に契約すると20万ウォン(約1万4600円)を割り引くほか、7月に契約し8月に車の引き渡しを受ける個人顧客に対しては、コンドミニアムやペンションの宿泊券(1泊)を贈呈する。
フォルテ・ハイブリッドの価格は、販売段階で個別消費税・教育税の減免を受けただけだと2054万-2335万ウォン(約150万-170万円)だが、取得段階での減税措置も考慮に入れると、実際の購入価格は1878万-2168万ウォン(約137万-158万円)となる。
フォルテ・ハイブリッドを購入し年間2万キロを走行した場合、一般のガソリンエンジンタイプのフォルテとの差額は3年以内に回収できるという。