豊田自動織機は、プラグインハイブリッド自動車(以下、PHV)および電気自動車(以下、EV)用の「充電スタンド」を発売すると発表した。電気設備品の製造等を行う日東工業と共同開発したもので、7月下旬から販売を開始する。スタンドタイプと壁掛けタイプの2種類を用意し、価格は45万円程度を予定しているとのこと(台数、仕様により都度見積もり)。
充電スタンドは自治体や企業向けに設計されたもので、充電用コネクタケーブルは財団法人日本自動車研究所が推奨する形式を採用。30分単位で4時間30分まで時間設定ができるタイマー充電機能やダイヤルロック機能を装備し、駐車場や公共施設などへの設置に適した仕様になっているという。また、過電流や感電に対する保護機能、充電中/エラー/タイマー残時間の表示機能を搭載する。そのほか、オプションで夜間自動点灯式の照明や電力モニターを設定。さらに、課金や通信への対応といった管理者向け機能の充実を予定している。
なお、同社は6日と7日に横浜赤レンガ倉庫広場で開催される「エコカーワールド2009」に出展し、同充電スタンドを展示するとのこと。
自動車メーカー各社からはPHVやEVの市場投入を7月以降に開始することが発表されており、同社では同時期に充電スタンドを供給することで、PHVやEVの普及に貢献したいとしている。