堤工場はプリウスのほか、カムリ、プレミオなど計6車種を生産。現在10台に8、9台はプリウスで、1日当たり約1500台を造っている。旧型からプリウスの生産拠点となっており、昨年のトヨタ・ショック後も昼夜交代制の「2直」を維持してきた。さらに年初以降ゼロとしていた残業を徐々に再開し、6月の残業時間は1回の勤務当たり30~40分程度設けている。
ライン従事者4400人のうち、約3割は他工場などからの応援組で増員している。
新型プリウスの受注は5日現在で14万台超となり、納車待ち期間は半年程度。トヨタ車体の富士松工場(同県刈谷市)と合わせた月5万台の生産能力をフル稼働し、需要に対応する方針だ。