2009年10月1日木曜日

新発想! 短距離走行に特化したプラグインハイブリッド「スズキ スイフト プラグイン・ハイブリッド」[コンセプトカー]

軽量コンパクトなシステムが魅力のプラグインハイブリッドカー

 日常最小限の距離を電気自動車として走ることを目的としたシリーズ式ハイブリッド。見た目はこれまでのスイフトとほとんど変わらないが、車両後部に充電プラグを装備している。通常は家庭用電源から充電した電気でEVとして走行し、バッテリーの残量が少なくなった場合にのみエンジンによる発電を行ないバッテリーに電力を供給する。




 スイフト プラグイン・ハイブリッドの航続距離は充電1回当たり約20km。スズキによればこれでユーザーの約60%をカバーできるという。シリーズ式ハイブリッドなのでエンジンは駆動ではなく、もっぱら発電用として使われるのがポイント。それも非常用として考えられているので、ガソリンタンクはあくまで必要最小限の補助的な容量(非公表)となっている。

 エンジンは軽量、低燃費の軽自動車用658cc。回転数を制御しながら効率を高め、最大出力40kWを発生する。駆動用バッテリーはリチウムイオン電池でセンターコンソール下にレイアウト。駆動方式は2WD(FF)で、駆動用モーターは最大出力55kW。