2009年9月7日月曜日

メルセデス・ベンツ「S400ハイブリッド ロング」を発売

 メルセデス・ベンツ日本は、輸入車初のハイブリッドカーとなる「S400ハイブリッド ロング」を発売した。

 同車は、2トンを超える車重のクルマながら、ハイブリッドメカニズムによって10・15モード燃費が1リッターあたり11.2kmを記録している。ハイブリッドカーであるため、購入時にエコカー減税が適用され、重量税、自動車取得税が全額免除となるのも見逃せないポイント。

 現在市販されている多くのハイブリッドモデルは、リチウムイオンバッテリーなどを床下やトランク周辺に搭載して電気モーターを駆動しているが、S400ハイブリッドロングは、エンジンルームにコンパクトなリチウムイオンバッテリーを搭載している。

 また、ハイブリッドドライブを制御するモジュールもコンパクトな設計で、薄型のモーターとの併用によって従来のエンジンルーム内にメカニズムを納めているのだ。

 搭載エンジンは最高出力279馬力の3500ccv6で、組み合わされる電気モーターは20馬力を発揮する。この2種類のパワートレインを合計したシステム最大出力は299馬力となっており、ハイパワーが必要な場合には、エンジンパワーをアシストするブースト機能が作動してパワフルな走りを実現するように設計されている。

 また、減速時には回生ブレーキが作動して充電を行うほか、速度が時速15km以下になるとエンジンが停止するECOスタートストップ機能も搭載する。

 価格は1405万円(税込)。なお、現時点では左ハンドル仕様のみの発売となる。