インドのREVAエレクトリックカー社は15日、新型EVの『NXR』を発表した。高額な2次電池(リチウムイオンバッテリー)を別売り、またはリース販売とすることで、EVの普及を狙う。
インド・バンガローに本拠を置くREVA社は、すでに『G-Wiz』という小型EVを世界24か国で販売中。現在までに3000台以上をデリバリーし、その総走行距離は7000万kmを超えている。
新型NXRは、欧州M1セグメントに属する4シーターの小型3ドアハッチバックEV。背の高いフォルムやリアサイドウインドウのデザインが個性的だ。
NXRは車両本体と2次電池(リチウムイオンバッテリー)を別々に販売する方式を採用。2次電池には数種類の容量が用意され、リースすることも可能だ。バッテリーのリース販売は、日産が新型EV『リーフ』販売に当たって導入を予定しているのと同方式である。
NXRの欧州での車両本体価格は、1万4995ユーロ(約200万円)。バッテリーの価格は最高速80km/h、最大航続距離80kmの仕様で、9995ユーロ(約135万円)。合計2万4990ユーロ(約335万円)からとなる。
もちろん、バッテリーのリース販売を選択すれば、価格は引き下げられる。最も大容量のバッテリーを選べば、最高速は104km/h、最大航続距離は160kmにアップする。
充電時間は約8時間。急速チャージャーを利用すれば、約1.5時間でフル充電できる。40km程度の走行距離を確保するなら、充電時間は約15分でOKだ。
REVA社は、2010年初頭からNXRの生産を開始し、欧州主要国へ投入する。果たして、目論見どおり普及するだろうか。