プジョーは7日、15日よりドイツで開催されるフランクフルトモーターショーでの出展概要を発表した。同社が得意とするディーゼルエンジンをベースとした「ディーゼルハイブリッド」技術を全面にアピール、ハイライトとして2台のハイブリッドコンセプトカーを披露する。
プジョーは、ディーゼルエンジン用粒子状物質排出除去フィルターを考案、これまで210万台以上のディーゼルエンジン車を販売している。欧州では同分野での主導的な立場に立ち、24車種で1kmあたりのCO2排出量130g未満を実現した。現在はさらなる低排出ガス、CO2排出量低減を目的として、電気モーターを組み合わせたディーゼルハイブリッド技術の開発を進めている。
今回ワールドプレミアとなるディーゼルハイブリッドは『3008 HYbrid4』と『RCZ HYbrid4』の2台。3008は、ミニバンでありながら走りの楽しさを追求したモデル。搭載されるディーゼルハイブリッドエンジンは、同等クラスと比較し約35%ものCO2排出をおさえる事ができる。また、環境負荷が低く、静粛性の高い「排出ガスゼロ(ゼロエミッション)」モードも備える。
RCZは、3008と同様のディーゼルハイブリッド性能に加え、新開発の147kW(200bhp)を発生する1.6リットルディーゼルハイブリッドエンジンを搭載する。オリジナリティあふれる外観同様、ダイナミックな走りを楽しむ事ができるモデルだとしている。