2009年9月7日月曜日

プジョー、ディーゼルハイブリッドをアピール

 プジョーは7日、15日よりドイツで開催されるフランクフルトモーターショーでの出展概要を発表した。同社が得意とするディーゼルエンジンをベースとした「ディーゼルハイブリッド」技術を全面にアピール、ハイライトとして2台のハイブリッドコンセプトカーを披露する。

 プジョーは、ディーゼルエンジン用粒子状物質排出除去フィルターを考案、これまで210万台以上のディーゼルエンジン車を販売している。欧州では同分野での主導的な立場に立ち、24車種で1kmあたりのCO2排出量130g未満を実現した。現在はさらなる低排出ガス、CO2排出量低減を目的として、電気モーターを組み合わせたディーゼルハイブリッド技術の開発を進めている。

 今回ワールドプレミアとなるディーゼルハイブリッドは『3008 HYbrid4』と『RCZ HYbrid4』の2台。3008は、ミニバンでありながら走りの楽しさを追求したモデル。搭載されるディーゼルハイブリッドエンジンは、同等クラスと比較し約35%ものCO2排出をおさえる事ができる。また、環境負荷が低く、静粛性の高い「排出ガスゼロ(ゼロエミッション)」モードも備える。

 RCZは、3008と同様のディーゼルハイブリッド性能に加え、新開発の147kW(200bhp)を発生する1.6リットルディーゼルハイブリッドエンジンを搭載する。オリジナリティあふれる外観同様、ダイナミックな走りを楽しむ事ができるモデルだとしている。


 プジョーは今回のフランクフルトショーで全32モデルを展示する。「今後のモビリティについて根本から見つめ直し、運転の楽しさと環境効率を融合させる希望と実力を改めて明確に示す」として、プジョー独自のエレガンス、創造性、技術的性能、コンセプトの革新性をアピールする。