電気自動車(EV)メーカーのレバ(REVA)・エレクトリック・カー・カンパニーは15日、米国と欧州に生産施設を確保するため、現地企業と提携交渉を開始していることを明らかにした。同社は2011/12年度までに海外での売り上げを倍増させる計画という。PTI通信が伝えた。
レバは先週、アイスランドに工場を建設する計画を発表。すでに投資会社ノーザン・ライト・エナジー(NLE)とEVの販売促進で提携している。これ以外にも欧米で地場の製造業者と交渉を進めているという。ただし、工場の数や投資額などの詳細については明らかにしていない。
ただ、米国では10月にニューヨーク州シラキュースに生産拠点を設置すると地元紙で報じられている。米EVメーカーのバノン・オートモーティブ(Bannon Automotive)と協力し、3ドアハッチバックの「NXR」を生産する計画とされていた。(10月22日付本紙に掲載 http://auto-affairs.com/news/0910/091022-2.html ) レバは現在、小型EVの「G―Wiz」を24カ国で販売しているが、11/12年度までに50カ国に展開する考え。同社は今年9月の独フランクフルト・モーターショーに出展した「NXR」と2シーターの2ドアクーペの「NXG」をそれぞれ10年と11年から市場に投入する計画だ。