青木会長は、4月から始まった環境対応車(エコカー)減税や新車買い替え補助制度については「需要が喚起され、販売と生産の回復につながる。関連産業を含め、雇用にもいい影響が出るだろう」と歓迎した。
一方で、国内8社の08年度国内生産が軒並み前年割れとなるなど市場が収縮している現状について、「『底打ち』はまだ明確に判断できない」と慎重な見方をし、今後の需要動向次第では“二番底”もあり得るとの考えを示した。
青木会長は、在庫調整の進展など明るい兆しもあるものの、「北米をはじめとする海外市場が厳しく、輸出も打撃を受けている。4月も様子をみなければならない」と指摘。「経済全体が回復しておらず、なかなか消費者の購買意欲が改善されない」と述べた。